関西防水管理事業協同組合は、おかげさまで発足より40年以上事業を続けてくることができました。これもひとえに、皆様方のお力添えの賜物と心より感謝申し上げます。
昭和59年に関西防水管理事業センターとして8社の加盟業者によって産声をあげ、現在では、組合員数137社となっております。

40年と一言で言いましても、その間にはバブルも崩壊し、失われた20年と表現される長引く不況がありました。更にはリーマンショックも重なり、公共投資、民間投資が年々縮小される時代が続きました。また新型コロナウイルス蔓延による緊急事態宣言の発令、ロシアによるウクライナ侵略によって建設市場は混乱し、防水業界も大きく変化を求められました。

そんな変化を求められる時代においても関防協組合員は、相互扶助の精神に基づき一丸となり柔軟に対応し、着実に施工実績を増やしております。その結果、2023年度の累計施工面積は3,179万㎡となり着実に施工面積を伸ばしております。

また組合として、建物の資産価値を守るために、早期の防水改修の実施に向けた普及啓蒙活動を継続するのに加えて、SDGsやカーボンニュートラルにおける社会的課題の解決に邁進しております。SDGs推進キャンペーンによる環境負荷低減の推進に加えて、SDGs分科会を発足し、組合内の社会的課題に対しての意識向上も図っております。
建物オーナー様やエンドユーザー様に対しては展示会等の広報活動を通して、また設計業務に携わる皆様に対してはセミナーや説明会等の宣伝活動を通じて、関防協の高い技術力と信頼性、防水改修することの意義と付随する社会的課題解決を啓蒙してまいりました。

また事業エリアである近畿・四国2府8県の自然環境を守る活動に寄与する為、各自治体が設ける環境保全活動に寄付するエコプロジェクトを展開し、地域密着型の組合としての社会貢献活動も行っております。
地道ではございましたが、この積み重ねた普及啓蒙活動によりまして、関防協の名前を広く知っていただくことができ、更には施工実績を伸ばすこととなりました。 建築防水のプロ集団としてこれからも、心の通った「防水改修」に尽力してまいります。